TossLand(C)TossFAQ/図画工作/

管理者:星野 裕二/担当:野崎 史雄
<指導法>
Q1 酒井式描画指導法(酒井臣吾氏による描画指導法)を始めるにあたって必要なものは何か。
Q2 向山型図画工作授業とは何か。
Q3 描画指導で徹底することは何か。
<題材>
Q4 題材開発で、題材を見つけたときには、もう勝負がついているといってよいか。
Q5 題材開発のポイントは何か。
Q6 どんな題材がよくて、どんな題材がよくないか、その判断の基準は何か。
Q7 低学年や中学年と高学年の題材開発は同じか。
Q8 酒井式描画指導法で、コンピュータ教材をどのように利用すればいいか。
Q9 コンピュータの弱点は何か。
Q10 酒井式描画指導法で、色画用紙を使うのはどんな作品があるか。
Q11 造形しやすい物語の絵とはどのようなものか。
Q12 子どもに、作品のイメージを具体的に持たせるにはどうすればいいか。
<用具・材料>
Q13 クレヨン・パスの使い方のポイントは何か。
Q14 絵の具の透明、半透明、不透明とは、どういうことか。
Q15 コンテはどんなときに使ったらよいか。
Q16 サインペンは、どんなときに使ったらよいか。
Q17 彩色材料で一番大切なものは何か。
Q18 どんなパレットを選ぶといいのか。
Q19 パレットの使い方で大切なことは何か。
Q20 パレットに出した色があまった場合、一回一回洗った方がいいのか。前回の絵の具を生かしてやった方がいいのか。
Q21 画用紙を選ぶポイントは何か。
Q22 茶ボール(黄ボール)紙のメリットは何か。
Q23 画用紙の大きさを選ぶポイントは何か。
Q24 絵の具を選ぶポイントは何か。
Q25 色画用紙の効果的な使い方は、どうすればいいか。
Q26 色画用紙を使う利点は何か。
Q27 色画用紙を使うときの注意点は何か。
Q28 パレットの使い方で、良い指示の言葉は?
<下絵>
Q29 下絵を描くときのポイントは何か。
Q30 「かたつむりの線」の速さはどれぐらいと考えたらよいか。
Q31 「かたつむりの線」のスピードを子どもに体得させるためには何をしたらよいか。
Q32 「かたつむりの線」のトレーニングで教師が注意すべきことの基本は何か。
Q33 絵が完成に近づくにつれて、「かたつむりの線」がくずれて、サーッと描いてしまうのはどうすればよいか。
Q34 水彩画の下描きを鉛筆で描くのがよくない理由は何か。
Q35 それでは、鉛筆による下描きは本当にダメなのか。
Q36 下絵を描くとき、図鑑を見せて描かせてもよいか。
Q37 酒井式の追試で「わりばしペン」を使うのはあまりよくないのか。
Q38 「かたつむりの線」でなかなか描き始められない子にはどうすればよいか。
<彩色>
Q39 低学年で、クレヨン・パスを折って横にぬらせるのはなぜか。
Q40 彩色で失敗しないために守るべき原則は何か。
Q41 「濃い色」と「薄い色」(例えば、「黒」と「黄色」)は、どちらを先にぬればよいか。
Q42 彩色で失敗しないためには、どのような言葉かけをすればよいか。
Q43 鉛筆の下描きを彩色で生かすにはどうすればいいか。
<その他>
Q44 絵の指導に時間がかかりすぎてしまうのは、どうすればよいか。
Q45 コンクールをどのように活用するとよいか。
Q46 シナリオ「鏡の中のぼく、わたし」を学年全クラスで実践するときのポイントは?
Q47「版画は下絵が80%」という話は本当か。
Q48 発達の遅れが見られる児童に絵画指導をする際、どんな題材で、どんな指導をするとよいか。
Q49 ポスターは何から描かせるとよいか。
Q50 1年間クロッキーを指導するときの効果的な題材配列は?
<指導法>
Q1 酒井式描画指導法を始めるにあたって必要なもの(こと)は何か。
A1 まず、酒井式描画シナリオの本が必要。次に、教師自身が「ぜひこんな絵を描かせたい」というイメージを持つことが必要。
Q2 向山型図画工作授業とは何か。
A2 向山洋一氏による図画工作授業およびその指導法を指す。高橋正和氏が、向山型図画 表現を助ける指導の5原則を挙げている。(2002 TOSSサマーセミナーテキスト集より)
(1)どこに何を描くのかを示せ
(2)具体的なイメージを抱かせよ
(3)最初の一つに全力を出させよ
(4)最後の状態をイメージせよ
(5)子どもの予想を裏切る方法で描かせよ
Q3 描画指導で徹底することは何か。
A3 「先生の言った通りにやりなさい。」「他の人とちがっていたら、その作品は成功です。」と言うこと。
<題材>
Q4 題材開発で、題材を見つけたときには、もう勝負がついているといってよいか。
A4 よい。題材が決定したということは、すでにそれをどう指導するという方法(何を、何で、どう)も含まれて決定されているから。
Q5 題材開発のポイントは何か。
A5 子どもの生活をよく見ていることに尽きる。
Q6 どんな題材がよくて、どんな題材がよくないか、その判断の基準は何か。
A6 子どもが喜んでやっている仕事や遊び。「シャボン玉」「馬とび」「ザリガニ釣り」「すもう」「プールで遊ぶ」特に低学年は、自分がやって楽しいことを絵に描くことが大切になる。しかし、楽しかったけど、絵には描きたくないというものもある。「遠足」「運動会」
造形したくなる題材、造形の面白さがある題材を選ぶ。
Q7 低学年や中学年と高学年の題材開発は同じか。
A7 根本は同じだが、年齢が高くなるにしたがって、より難易度の高いものを選定するようにする。
Q8 酒井式描画指導法で、コンピュータ教材をどのように利用すればいいか。
A8 コンピュータ教材の利点と弱点をしっかりとらえたうえで、大いに利用すべきである。
Q9 コンピュータの弱点は何か。
A9 受け持っているのは視覚と聴覚だけで、全てが仮想現実であること。
Q10 酒井式描画指導法で、色画用紙を使うのはどんな作品があるか。
A10 淡い色の画用紙を使う作品と濃い色の画用紙を使う作品がある。
<淡い色の画用紙(うす灰色、うぐいす、うす水色、しらちゃ、明るい灰色など>・・・「しゃぼん玉」(中学年)、「ふしぎなラッパ」(低・中学年)他
<濃い色の画用紙>(黒、藍色、紺色など)・・「かさこ地ぞう」(低・中学年)、「給食当番」(中学年)他 濃い色の画用紙は、特に「夜の闇」を表したり、白を効果的に表したりするときに使う。
Q11 造形しやすい物語の絵とはどのようなものか。
A11 場面に構図があること。例えば、「大と小」・・ガリバー「上と下」・・かもとりごんべえQ12 子どもに、作品のイメージを具体的に持たせるにはどうすればいいか。
A12 一番簡単にすぐできるのは、シナリオの参考作品(写真)を見せること。もちろん、実物があれば何よりだが、シナリオの本にある作品を子どもたちに自由に見せてやるといい。
<用具・材料>
Q13 クレヨン・パスの使い方のポイントは何か。
A13 一番大切なのは、クレヨンもパスも「線描」のための材料だと考えること。
Q14 絵の具の透明、半透明、不透明とは、どういうことか。
A14 透明というのは、画用紙の白が透けて見えること、不透明というのは、画用紙の色が全く見えないこと、半透明はその中間を指す。普通は、画面の七割は透明にし、三割を不透明にするくらいの心づもりで指導するとよい。
Q15 コンテはどんなときに使ったらよいか。
A15 コンテの線は、柔らかで強弱の表現ができるので、「人」や「動物」などに適している。
Q16 サインペンは、どんなときに使ったらよいか。
A16 サインペンは、一定の太さで強弱の表現はしにくいが、電柱とか建造物など人工的なものを描くのに適している。
Q17 彩色材料で一番大切なものは何か。
A17 筆が彩色の命。絵の場合は、茶色で柔らかい動物の毛のものがいい。豚下やナイロン毛は、かたくてポスターやデザインに適している。筆は使い終わったら、毛先を伸ばして収納させておくことが大切。
Q18 どんなパレットを選ぶといいのか。
A18 第一に大きいこと。第二に色が白いこと。
Q19 パレットの使い方で大切なことは何か。
A19 パレットの上で色と色、色と水、をしっかり「混合」させること。画面の上では絶対に混ぜないことが基本。
Q20 パレットに出した色があまった場合、一回一回洗った方がいいのか。前回の絵の具を生かしてやった方がいいのか。
A20 一回一回洗うことが基本。洗ったらよく水滴を拭き取らせる。
Q21 画用紙を選ぶポイントは何か。
A21 ポイントは、次の3点。
(1)いい紙(価格の高いもの)を選ぶ。
(2)水を吸い取りやすいものと吸い取りにくいものを調べる。
(3)「白」をたくさん使う作品かどうかを考えて選ぶ。
Q22 茶ボール(黄ボール)紙のメリットは何か。
A22 メリットは、次の3点。
(1)「白」が美しく映えること。
(2)紙が強固なこと。
(3)余白を生かせること。
Q23 画用紙の大きさを選ぶポイントは何か。
A23 「四ツ切画用紙は大きすぎる」ということを前提に選ぶことがポイント。
Q24 絵の具を選ぶポイントは何か。
A24 チューブは鉛のもので、絵の具をしぼったら、だんだん小さくなっていくものがいい。
Q25 色画用紙の効果的な使い方は、どうすればいいか。
A25 色画用紙の利点と注意点をきちんとおさえて使うこと。
Q26 色画用紙を使う利点は何か。
A26 バックをぬる必要がないこと。濃い色の画用紙であれば、白のやわらかさを出したり、夜の雰囲気を出したりするのに効果的
Q27 色画用紙を使うときの注意点は何か。
A27 色を少し濃い目に出すこと。また、ぼかしの技術は使えないので注意が必要。
Q28 パレットの使い方で、良い指示の言葉は?
A28 薄い色から濃い色にいくときは筆を洗わない。
<下絵>
Q29 下絵を描くときのポイントは何か。
A29 ゆっくり線を引いて、一発で決めるようにすること。
Q30 「かたつむりの線」の速さはどれぐらいと考えたらよいか。
A30 秒速5mm。
Q31 「かたつむりの線」のスピードを子どもに体得させるためには何をしたらよいか。
A31 練習。まずは教師がこのスピードを体で覚える。
Q32 「かたつむりの線」のトレーニングで教師が注意すべきことの基本は何か。
A32 一番大切なのは、「描き直しをさせないこと」である。一度引いた線は消さない。
Q33 絵が完成に近づくにつれて、「かたつむりの線」がくずれて、サーッと描いてしまうのはどうすればよいか。
A33 完成に近づくほど、「かたつむりの線」にならなければならない。教師の指示を明確にして、終わりに近づくほどゆっくりと個別指導にあたる。
Q34 水彩画の下描きを鉛筆で描くのがよくない理由は何か。
A34 鉛筆で下描きすると成功しないから。
Q35 それでは、鉛筆による下描きは本当にダメなのか。
A35 失敗しないで、むしろ作品の質が高くなるのであれば当然鉛筆の下描きでもよい。「筆で描く」など彩色の基本が身について、水彩絵の具の使い方の全てが、ここに生きて表現されるようになったら、鉛筆の下描きを推奨する。
Q36 下絵を描くとき、図鑑を見せて描かせてもよいか。
A36 実物を見て描かせた方がいい。
Q37 酒井式の追試で「わりばしペン」を使うのはあまりよくないのか。
A37 題材のねらいによって使い分ける。
Q38 「かたつむりの線」でなかなか描き始められない子にはどうすればよいか。
A38 「かたつむりがスタートします。ようい、スタート。」と言ったら、どっちに進むか悩んでいたとしても、とにかく絶対にスタートさせる。
<彩色>
Q39 低学年で、クレヨン・パスを折って横にぬらせるのはなぜか。
A39 広い面積の部分をぬる場合、そうしたほうが子どもが彩色しやすいから。
Q40 彩色で失敗しないために守るべき原則は何か。
A40 「彩色は、下絵の線をふまない。」の原則を守る。
Q41 「濃い色」と「薄い色」(例えば、「黒」と「黄色」)は、どちらを先にぬればよいか。 A41 「薄い色」を先にぬる。
Q42 彩色で失敗しないためには、どのような言葉かけをすればよいか。
A42 「(画用紙の)白いところを残してもいいよ。」
Q43 鉛筆の下描きを彩色で生かすにはどうすればいいか。
A43 基本は、「下描きの線をふまない」。
<その他>
Q44 絵の指導に時間がかかりすぎてしまうのは、どうすればよいか。
A44 解決策のひとつは、画用紙の大きさを小さくすること。
Q45 コンクールをどのように活用するとよいか。
A45 この子をほめたいと思う子を出すのに活用するとよい。
Q46 シナリオ「鏡の中のぼく、わたし」を学年全クラスで実践するときのポイントは?
A46 ポイントは4つ。「鼻を曲げること」「鏡のふち」「後ろ頭」「鼻のまわり」
Q47「版画は下絵が80%」という話は本当か。
A47 労力でいえば、1/3が刷り。1/3が彫り。後の1/3が下絵。
Q48 発達の遅れが見られる児童に絵画指導をする際、どんな題材で、どんな指導をするとよいか。
A48 よちよち歩きの子に手を添えてあげる気持ちで見てあげる。
Q49 ポスターは何から描かせるとよいか。
A49 図柄から描かせていく。
Q50 1年間クロッキーを指導するときの効果的な題材配列は?
A50 小学生は全体から描かせていく方がよい。また、短時間で描かせるようにする。